さて今回の記事からは本格的にバイナリーオプションを攻略するための方法を解説していきます。
これまでの記事でも散々とバイナリーオプションでは裁量スキルが必須だといってきました。しかし初心者の方がいきなり裁量トレードをやってもかなり難しいです。
そこでまずはインジケーターの仕組みを理解してインジケーターの使い方からマスターしていきましょう。
裁量トレードで成果をだしている方も最初はインジケーターから学んでいき裁量の感覚を掴んでいくものです。なので裁量トレードを覚える第一歩がインジケーターの理解です。

インジケーターとは?
そもそもインジケーターって何って方もいるでしょう。
相場を分析する為に最も重要になってくるのがロウソク足の値動きです。その値動きを数値化したものがインジケーターです。
インジケーターにはそれぞれ計算式というのがあって、数値化したものをグラフで表現したり特徴はインジケーターによって様々ですが、それらを可視化してみることができるのです。
そのインジケーターの中でも有名なのが
- RSI(Relative Strength index)
- ストキャスティクス(stochastics)
- 移動平均線(Moving Average)
この3つは初心者レベルの方でも聞いた事はあるのではないでしょうか?MT4のインジーケーターにも既に導入されているので確認された方もいるかと思います。
インジケーターの主な2つの種類
インジケーターは為替相場のロウソク足を数値化して分析することができると先程お伝えしましたね。
インジケーターには主に2種類あって
・オシレーター系
・トレンド系
基本的なこの2つ。
オシレーターは相場の転換点を分析するのにむいたツールで、いわゆる逆張りしている方はオシレーターを使って分析するのが一般的です。
上で上げたものでいえば、RSIやストキャスティクスなどはオシレーター系のインジケーターでは代表的なものですね。
トレンドは上昇している時、下降している時、どちらか一方的に動く時があります。そんな時はこの動きは「まだまだ上に行く」「まだまだ下に行く」と判断する時のポイントとしてトレンド系のインジケーターを使って分析します。
トレンドの分析では移動平均線を使うのが代表的だといえます。
本当は3つ目があってこれらの複合系です。トレンド、オシレーターをどちらも組み合わせて分析する方法があるのです。FXのトレーダーでもその様に使っている方もいます。ちなみに僕はこの複合系です。
まだパソコンにMT4をダウンロードしていない方は下の記事からやっておいてください。

インジケーターを挿入してみよう
じゃあ早速ですがインジケーターを実際にいれてみましょう。
MT4上のツールバーに「挿入」という項目があります。
挿入→インディケーター→オシレーター→RSI(Relative Strength index)と選択してください。
恐らくこのウィンドウが立ち上がったと思います。パラメーターやレベル表示など一切いじる必要ありません。
もし色だけは見やすく変更したいのなら、スタイルからカラーを変更可能です。これでインジケーターがMT4に挿入完了されたと思います。
インジケーターを削除する方法
一様先にインジケーターの削除方法も解説しておきます。
MT4うえのツールバーから、チャート→表示中のインディケーターと選択するとウィンドウが立ち上がります。
RSI→削除→閉じる、この順番で表示されているインジケーターを削除ができます。
全くの初心者の方ですとMT4の操作方法がとても難しく感じるかもしれません。最初はとにかく触って操作性になれていきましょう。
RSIとは?使い方や分析方法
RSI(Relative Strength index)とは直近の値動きが70を超えたら買われすぎており、そろそろ売られるだろう
30を下回ったら売られすぎており、そろそろ買われるだろうと分析するオシレーター系のインジケーターです。
画像を見てもらったらわかりますようにRSIの示す数字が70のラインを超えていますよね?
今回であればこの動きをみて売られそうだなと判断したら、バイナリーオプションでいうところの「LOW」エントリーをする対象となります。
RSIの基本的な使い方や見方はこの様なものです。非常にシンプルでわかりやすいインジケーターとなっています。
では今度はチャート・ロウソク足も交えて説明しましょう。いま開いているチャートはUSD/JPYのMT4時間、8/24の20:32頃です。
RSIのラインが30を下回っているところがありますよね。ロウソク足を見てもらえばわかる様に、RSIの30にタッチして綺麗に反発しているのわかるでしょうか?
もし仮にここでエントリーをしていたら見事勝利となっていたでしょう。
RSIはネットで調べても賛否両論ありますがバイナリーオプションでは使いやすく優秀なインジケーターです。特に初心者の方にはお勧めなインジケーターと言えるでしょう。

ストキャスティクス(stochastics)とは?使い方を解説
次はストキャスティクス通称ストキャスを解説します。
ストキャスの挿入方法はMT4のツールバーより、挿入→インディケーター→オシレーター→stochastics ocillatorをクリックして挿入してください。
そうするとこの様なものが表示されたと思います。ストキャスティクスもRSI同様オシレーター系のインジケーターなので考え方は似ています。
ストキャスティクスでは80のラインを超えると買われすぎており、そろそろ売られるだろう
20のラインを下回ると売られすぎており、そろそろ売られるだろう、この様に考えます。RSIと非常に似ていますが使い方は異なってきます。
ストキャスティクスでは緑と赤の2本のラインがあるのわかるでしょうか?
画像の四角で囲ったところではこの2本の線がクロスした瞬間が相場の転換といわれており、まさにこの瞬間がエントリーポイントとなります。
もし仮にここで「LOW」エントリーしていれば勝てていましたね。ストキャスティクスもインジケーターのなかでも有名なものなので初心者の方にもお勧めなインジですね。

移動平均線(MA)の使い方を解説
RSIとストキャスティクスはオシレーター系のインジケーターとしては最も有名なインジです。
移動平均線(Moving Average)はトレンド系のインジケーターで主には順張りでのエントリーとなります。
逆張り:相場の転換点、反転するタイミングでエントリー
順張り:トレンドの方向に沿ってエントリー
ざっと逆張りと順張りはこの様な考えで移動平均線は順張りで使うことが多いのでトレンド系のインジケーターということですね。
ではまずMT4に移動平均線を挿入してみましょう。
MT4ツールバーから挿入→インディケーター→トレンド→Moving Averageをクリックしてください。
そうするとこの様な画面がでたと思います。今回移動平均線は2ついれてもらいます。
一つ目は四角で囲ってある「期間の数字を5」にしてください。
MT4のツールバーから再度、移動平均線を挿入してください。もう一つの「期間の数字は21」に設定しておきましょう。
スタイルから色を変更できます。わかりやすい様に2つとも色を変えておくといいです。
移動平均線をいれるとこの様なチャートになっていると思います。まず移動平均線の計算式から解説していきましょう。
今回いれてもらった移動平均線は
・5日単純移動平均線(赤色)
・21日単純移動平均線(緑色)
5日と表記しているのはFX的にこうやって表現するのですが、5日ならロウソク足5本分、21日ならロウソク足21本分ということです。
移動平均線はこの指定した期間を平均化して表したものです。例えば赤色の四角で囲っているところは緑の移動平均線と比べると開きがあるのがわかると思います。
そうすると買われすぎて戻される、つまり売りがはいるわけですね。結果的に緑の線まで戻ってきていますよね。
要は平均からズレたので戻した。または戻すという理論。ただし今回の様なレンジ相場なら有効だがトレンド相場の場合はそこまま戻ってこないということもありますよ。
また移動平均線の方向をみてトレンド(方向性)を判断する方もいます。
この画像ですと緩やかではありますが価格が上昇しており移動平均線も上昇を描いています。
移動平均線のクロスを狙う
恐らく移動平均線の最も有名な方法が移動平均線のクロスで順張りです。
この画像ですと赤色の移動平均線が緑色の移動平均線を上から破り、クロスしているのわかるでしょうか?四角で囲っているところですね。
このポイントで綺麗に相場が転換していますよね。
なのでこのポイントでバイナリーオプションでいうところの「LOW」エントリーをしていれば見事勝利していました。

インジケーターのだましに注意!
今回説明したインジケーターの使い方はあくまで一般論に過ぎないです。なので単純にインジケーターに従うだけでは勝つのは難しいと思います。
なのでインジケーターだけに騙されないようにしっかりと相場を見極める力を身に付けていきましょう。


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